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IT=「情報の活用を通じて企業の競争戦略を実現するための技術」

 IT活用の本質とは   4/4

IT活用は本当に有効か?

 「IT、IT と世間は騒がしいが、そんなものに本当に効果があるのだろうか?」と、ちょっと懐疑的に見ている方もあるかと思います。

 (財)全国中小企業情報化促進センターが、中小企業を対象に行なった情報化についてのアンケート結果の中に、「情報化の目的と効果」に関する回答があります。
 このアンケートは、平成14年1月に、1,186社を対象に実施し、144社の回答を得たものですが、回答企業の全てが中小・零細企業であることで、随分参考になると思います。
  (回答率が12%程度であることから、中小零細企業におけるIT化への関心の薄さを感じますが・・・。)

 回答企業のプロフィールと、アンケート結果の一部を示します。
アンケート回収企業のプロフィール(144社)
図)回答企業のプロフィール
「情報化の目的と効果」に関するアンケート結果
  重要度(期待) 効果
目的 2 3 充分有り  有り  期待ほど無し  無し 
売上の増加 52.0 16.0 6.7 5.6 36.1 43.1 15.3
経費の削減 10.9 34.8 18.5 8.0 52.3 33.0 6.8
新規市場の開拓 17.3 15.4 7.7 5.8 38.5 50.0 5.8
顧客サービスの向上 32.9 11.4 18.6 9.0 61.2 28.4 1.5
マーケティング力の強化 10.3 23.1 10.3 4.5 45.5 43.2 6.8
製品・サービスの開発 5.4 13.5 16.2 13.5 29.7 45.9 10.8
生産工程の効率化 10.9 23.6 25.5 9.3 46.3 35.2 9.3
業務処理の効率化・迅速化 36.8 16.8 13.7 22.9 46.9 28.1 2.1
情報化投資に関連した目標設定・費用計画・効果測定
  は い いいえ その他 不明
目標に対する達成度を評価しているか 30.6% 36.8% 2.8% 29.9%
平成13年度「中小企業情報化対策調査事業」報告書より
 (財)全国中小企業情報化促進センター

 「売上の増加」に対する期待が最も高いにも関わらず、この項目に対する評価は、「期待ほどではない」「効果無し」を合わせると6割近くに達します。
 「やっぱり効果は薄いようだ。」と決めつけないでください。
 このデータを見ていると、どうやら、「ITは儲ける手段としての道具」との短絡的解釈が横行しているように見受けられます。

 前頁で示したように、儲けるには「儲けるための基盤」に着目する必要がります。
 「儲けるための基盤」作り=「戦略」という観点で見た場合、「顧客サービスの向上」「業務処理の効率化・迅速化」などがそれに当たりますが、これらは第2の位置付けであり、更に、積極的な戦略としての「新規市場の開拓」「マーケティング力の強化」「製品・サービスの開発」などについてはあまり意識されていません。
 にも関わらず、これら部分においてはそれなりの効果が出ています。

 戦略として、何れかに目的に着目してIT活用を行なうことで、更に高い効果が期待できるようになるものと思います。結果として、「売上増加」に結び付くというシナリオを確立させておけば、自然と売上増加に寄与できるのです。
 漠然と「売上増加」を目的にITを活用しても、期待ほどに効果が得られないとの結果は止む得ないと思われます。

 ただ、情報化投資に対する評価が適切の行なわれている企業が少ない状況から、こうした効果をどれほど的確に把握できているかという疑問はあります。
 これを見ても、IT活用が戦略的・計画的に進められているとは言えない状況がうかがわれます。

 「2001年版中小企業白書」では、IT活用は次のような順序で進められると書かれています。
第1ステージ 「社内情報の共有化・業務効率化」
第2ステージ 「電子商取引等受発注業務への応用」
第3ステージ 「経営管理の高度化(業務・組織の見直し)」
 この中の、第1ステージに当たる「業務処理の効率化・迅速化」における効果は「充分有り」「有り」を合わせると70%近くとなり、素晴らしい成果が出ているように思います。
 このアンケート対象企業においては、ようやく第1ステージに踏み出した状況にあります。

 こうして見ると、IT活用は有効に機能していると言えますし、また、戦略的なIT活用を目指す事で、その有効性は更に高まることを示しています。

 IT活用の有効性を確実にするためには、やみくもにIT活用を進めるのではなく、IT活用の本質を理解し、投資効果を見極めることのできる戦略的・計画的なIT活用を目指すことが必要なのです。

 何事にも「成功」の背後には「失敗」が付きまとうものです。
 競争社会において、失敗事例を並び立てて踏み出さないのは、明かな敗北です。
 成功を目指すところに明日があるのだと思います。
 IT活用も同じ事が言えるのではないでしょうか?

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